よくあるご質問をご紹介いたします

こちらのページではお仏壇やお仏具、仏事にまつわる様々な質問やトラブル事例などをまとめております。
各項目で細かく掲載しておりますので、ご参考下さい。

▼お仏壇について
▼仏具・位牌について
▼その他

よくある質問

お仏壇について

 
Q.購入時期はいつがいいのでしょうか?

お仏壇のご購入の時期について特に決まりはありません。
一般的に、ご葬儀、法事、お彼岸、お盆、家の新築、改築、前のお仏壇が古くなった時などがありますが、『仏法のことは急げ急げ』という蓮如上人のお言葉があるように、お仏壇の購入は何よりも慶事であると言えます。

 
Q.お仏壇を選ぶポイントは?

お仏壇は、設置すると毎日お参りする場所として家の一部となりますので、まずはお参りがしやすいお仏壇の設置位置を定め、お部屋の雰囲気にあった色・形のものをお探しください。
購入を考えている方は「予算をたてる」、「お仏壇の設置場所を決め設置場所のサイズを計る」、「宗派の確認」、「設置場所にあったお仏壇の種類を知る」ことが重要です。

 
Q.和室がなくてもお仏壇を置くことができますか?

近年の住環境の変化に伴い、和室・洋室どちらにおいても違和感がない家具調のお仏壇も登場しています。
これらは、色の種類やサイズも豊富なため、設置場所の雰囲気に合わせたお仏壇を選ぶことができますのでお探しください。

 
Q.一般的に仏壇は購入後どれくらい使えますか?

仏壇の素材や加工法によって違いはありますが、仏壇の寿命は約50年ほどと考えていると良いでしょう。
きちんとお手入れをしながら大切にすれば修理や掃除でさらにもつものもありますので、仏壇の購入時は価格よりも質の良さで選ぶのが良いです。

 
Q.自宅に仏壇を置くスペースがありません。家具の上に置いてもいいでしょうか?

仏壇はもちろん大切なものですが、それよりも大切なのは仏壇を通して故人を思い、冥福を祈ることです。
心を込めてそれらができる場所があれば、家具の上であっても問題ありません。

 
Q.お仏壇のお手入れ方法を教えてください。

基本的には柔らかい布での乾拭きのお手入れを行ってください。
汚れがついてしまった場合は水拭きも可能ですが、必ず仕上げに乾拭きを行い、水分を取り除くようにしましょう。

 
Q.仏壇は複数箇所にあっていいのでしょうか?

お仏壇はご先祖様をお祀りするとともに、御本尊もお祀りするものですので、何箇所あっても構いません。
その際は、位牌分けをしてお祀りすることになります。

仏具・位牌について

 
Q.位牌を作る時はどうすればいいのですか?

位牌には、一人から二人の戒名を書くことのできるもの、10枚程度の位牌をまとめることのできる繰り出し位牌があります。
それぞれ漆や金箔が施された塗り製品と黒檀や紫檀などでできている唐木製品があり最近は宗派にこだわらないオリジナルなものや、俗名で作る方も増えています。
もちろん宗派の形式にのっとったものを作られる方もいますが、仏壇の大きさと他の位牌とのバランスを考えて作りましょう。
※浄土真宗では位牌を作る必要はありません。

 
Q.生前に位牌を作っても問題ないですか?

生前に位牌を作ることは縁起が悪いと思われがちですが、そうではありません。
亡くなられた方の戒名を授かる際、お寺様にお願いしご自身の”生前戒名”を授かることにより夫婦連名での位牌を作ることも可能です。
お亡くなりになられた方の戒名は金文字で、生前戒名には朱文字で入れます。

 
Q.たくさんの位牌をまとめることはできるのでしょうか?

10枚ほどの位牌をまとめることができる*1繰り出し位牌や、*2過去帳にまとめるという方法があります。
33回忌や50回忌を済ませた方の位牌は、ご先祖様の位牌としてまとめてお祀りするという方法もあります。

*1:繰り出し位牌:屋根や扉のついている位牌の枠の中に、戒名・法名を書いた板位牌を何枚か納めることのできるものです。
*2:過去帳とは、故人の戒名、俗名、死亡年月日などを記したものです。

 
Q.宗派が違う位牌を一緒に祀ってもいいのでしょうか?

異なる宗派の位牌を仏壇に祀ってもいけないという決まりはありません。
ご親戚や、供養をお願いされるお寺とも相談してみてはいかがでしょうか。

 
Q.仏具は宗派によって異なるのでしょうか?

お祀りするご本尊・仏具の荘厳は各宗派によって異なりますので確認が必要です。

 
Q.三具足・五具足とはなんでしょうか?

具足とは仏具の呼称で三具足は香炉・燭台・花立の各1つずつのセット、五具足とは香炉1つ、燭台・花立が1対の5商品のセットです。
それぞれ宗派によりお飾りするものが変わるので、購入する際はご注意ください。

その他

 
Q.数珠の持ち方を教えてください。

宗派によって正式な持ち方は様々存在しますが、一般的には両手を合わせ人差し指と親指の間にかけます。
普段持つ時は左の手首にかけます。

 
Q.仏壇にお供えしたご飯は、どうすればいいのでしょうか?

仏様はお供えしたご飯ではなく、その湯気を召し上がると言われています。
炊きたてのご飯をお供えし、その後冷めたら家族で召し上がってかまいません。

 
Q.なぜ線香をあげるのでしょうか?

お釈迦様が亡くなられた時、香木を積み上げて荼毘にふしたとあり、仏教の始まりからお香が焚かれていたようです。
葬儀の時も焼香をするように、お香でもかまわないのですが、お香を焚くのは手間がかかるので、細長く点火もしやすいお線香が使われています。